涸沢カールから見上げる奥穂は白くなってるようでしたがザイテングラードを経て登頂しました。
朝涸沢カールで目覚めましたが、テントの周りの濡れていたところが凍っていました。うううっ寒い。お湯を沸かしてコーヒーをいただきます。少し体が温まるとトイレに行きたくなっていってきました。今回の目的は紅葉よりも奥穂の登頂なので準備をして出発します。テントはそのままでアタックザックを背負って出発します。涸沢小屋からテント場を見渡しますが少しテントが減ったようです。


涸沢小屋から奥穂高岳登山道を歩いていきます。ザイテングラードを目指します。約一時間ほどでザイテングラードの入口につきます。前に人が降りてくる人に雪のことを聞いていましたが、チェーンスパイクがいるほどではないようです。ザイテングラードはところどころ雪がありますが、チェーンスパイクは必要ないようです。朝イチなので山荘から降りてくる人と涸沢から登っていく人が行き交います。鎖場とはしごが連続する中間点では、登りと下りが声を掛け合ってお互い待って交互に進みました。

穂高岳山荘に到着です。7時ころに涸沢を出発して10時過ぎに到着しました。奥穂へのルートを見上げると日陰になっているせいもあって雪がついていました。反対側の涸沢岳は日当たりもよく雪は溶けてしまったようです。

穂高山荘の食堂が開いてましたので、なにか食べようと入るとメニューになんとお茶漬けがありました。しかも500円。お茶漬けを注文していただきました。お腹もふくれ体もあったまって美味しかったです。奥穂のルートを見るとほとんどの人がアイゼンもチェーンスパイクも着けづに登っています。今日登らなければまた登りに来なくてはなりません。それなら勇気を出して登ろうと思い穂高岳山荘を出発しました。
穂高岳山荘から登り始めが難関のルートでした。
山荘から見上げるルートは壁のように見えます。しかも雪がついています。ところどころ凍っています。上りより帰りの下りのほうが怖いと思いました。そんな道を年配の女性がチェーンスパイクも着けづに降りてきます。なんとかなるんやと思うと同時に逆に安全にもっと配慮しないといけないと自分のことも含め思いました。
なんとかはしごや鎖場を登りきり頂上を目指します。映画「岳」で小栗旬が立っていた奥穂の頂上です。やっと念願の奥穂の頂上に到着です。奥歩からジャンダルムが一瞬見えましたがすぐにガスが掛かってしまいました。半田を見ると槍ヶ岳が見えます。そして足元には奥穂の頂上です。


日本第3位 3190mです。
涸沢までの下山も注意して降りることができました。
まずは山荘までの下山です。鎖場とはしごの場所が難関です。とくに鎖場の足元はここっているところがあります。注意してゆっくりと降りていきますが、鎖場で足を滑らせコケてしまいました。鎖を持っていなければ滑落したかもしれません。よかったです。
小屋までおりて少し休憩して涸沢まで下山します。早ければ涸沢のテントも畳んで横尾まで降りたかったのですが、思ったより時間がかり涸沢カールで2泊目をしました。テントは昨日の位置から、違う良い場所が空いていたので移動です。寝やすいいい場所にテントを貼ることができました。
涸沢と言えばおでんとビール 寒いと思っていてもおでんとビールをいただきました。
涸沢ヒュッテの売店でおでんと生ビールを購入です。人が多かったのですがトイレの屋根の上にある場所を開放してくれていたので座っていただくことができました。涸沢の雰囲気と奥穂高岳の登頂の余韻で気持ちよく酔わしていただきました。テントも寝やすい場所に移動できぐっすりと眠りました。
10月の3連休は松本の市内は暑いくらいですが涸沢は冬装備でないと寒いくらいです。寒さ対策をして涸沢の紅葉を見に来てください。