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北アルプスの秘境  餓鬼岳に登ってきました。

アウトドア
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 北アルプスの秘境 餓鬼岳はとっても体力のいる登山となりました。2024年の山の日の休みを利用して餓鬼岳に1泊2日のテント泊で登ってきました。標高2647m 燕岳の北側に位置する山です。麓にサントリーの天然水の工場があり、以前工場見学に行ったときには餓鬼岳から水源を取っているとのことでした。ユーチューブでも紹介されている動画を見たこともあり、前週に日帰りで登った燕岳と標高の左程変わらないことから、テント泊でもなんとかなるだろうと行ったのですが、大変な道のりでした。

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50代の不健康親父がテント背負って登るにはハードな山行になりました。

白沢登山口に5時半くらいに到着。普段は全然車は少ないのですが、今日はお盆前の連休とあってほぼ満車の状態でした。でもそこは軽自動車のジムニー なんとかスペースを見つけて駐車することができました。コースの標準タイムは6時間となっていいたので昼過ぎにはつくと思っていたのですが、それは甘い考えで大変な上りの始まりでした。最初沢沿いまでは林道のような道です。10分ほどの丁度良いウォーミングアップです。ここから沢沿いに魚止めの滝まで1時間15分ほどです。沢を行ったり来たりです。魚止めまでは色んな人がユーチューブなどで上げています。非常にアスレチックな道で、朽ちそうな木のはしごだったり、足場の狭い橋をわたったり非常にスリルのある道です。事前にユーチューブで見ていたこともあって楽しく進むことができました。

魚止めの滝からの上りが、本当の餓鬼岳登山の大変なところでした。

ここからが本格的な上りです。魚止めの滝からはしばらく水場もありながら進むことができますが、最終水場から小屋までは長く水場もないのでこの最終水場でしっかりと補給しておくとよいです。ここから大凪山の頂上までこの日は暑かったこともあって4時間程かかりました。休憩しながらの急登で途中バテそうになりながらなんとか大凪山につきました。ここは登山道の途中に標識が立っているだけの感じです。休憩するスペースもなかったので少し進んでからスペースを見つけて休憩しました。

ここから餓鬼岳小屋までも大変な上りでした。百曲までたどり着いたときにはかなりバテていましたが、後ひと踏ん張りどころか十踏ん張りくらいしてなんとか小屋にたどり着きました。小屋についたときには4時半でした。朝6時に白沢口を出発して小屋に到着は4時半でした。休憩を入れて10時間30分かかりました。でもそれだけ頑張った甲斐のある絶景を見ることができました。

餓鬼岳登山道の注意する点

注意するのは、ヤブの多い道があるので非常に足もとが見にくいなかあるきます。見えないところに根な石があってつまづきやすいので注意です。実際足元が見えなくて踏み外して滑落しそうになりました。そして虫が非常に多かったです。ブヨやその他の虫がとても大きくて虫除けスプレーだけでTシャツだったのでたくさん刺されて一週間以上たってやっと収まりました。

餓鬼岳テント泊は最高の絶景でここまでの大変さを忘れる景色でした。

小屋で受付を済ましてテント設営です。テント場は徒歩3分ほどのところですが、5張りくらいしか設営でそう担い狭いエリアでした。今回は予約していきました。繁忙期は予約していくことをオススメします。テント場からみえる周囲の山や大町の街などこの日は天気もよく最高の景色でした。槍ヶ岳から双六岳、その他北アルプスの山々から縦走路まではっきりと見え良かったです。また夜には星空がきれいでペルセウス流星群の流れ星も見ることができました。また翌朝の餓鬼岳山頂からは360度見渡せる最高の景色を堪能することができました。

帰りの同じ道を下山しました。急登の下りも大変で9時間くらいかかりました。もしまた登ることがあれば、燕岳からの縦走でピークを踏んで行きたいと思います。達者な若い人は日帰りで登ったり、駅から登山口まで歩いてきて登ったりとしていましたが、よほど体力に自身のある人以外は1泊2日か、燕岳や他の山からの縦走がいいと思いました。