妙高山火打山の縦走の計画でしたが台風の影響で火打山のみの登山となりました。
2024年の8月の末の週末に妙高山火打山の縦走登山を計画して高谷池のテント泊を予約しました。土曜日の朝5時半に笹ヶ峰登山口に到着。登山道の入口には入山料徴収のおじさんがいました。様子を聞くと本日入山したのはまだ4名ということです。天気はおそらく少し降られるが小雨程度でしょうとのことでした。この妙高山火打山は雷鳥の生息する北限の地域だそうです。入山料500円を支払いキーホルダーをゲットします。この日は天気予報も当てにはならずお昼になっても雨がやまないので、予定を変更して火打山のみの頂上を目指すことになりました。
登山道の最初は歩きやすい木道が2km以上続く道でした。
登山道に入って最初に靴を洗う洗い場があります。橋をわたってすぐのところです。他の山系の植物の種子が入るのを防ぐために登山靴を洗ってくださいとのことでした。そこから木道が続きます。こんなに長い木道を歩くの初めてです。なだらかな上りの道を木道の上を歩きます。テント装備でしたがこの道は良いウォーミングアップになりました。一時間ほど歩くと12曲りです。12曲りも急登ではなく歩きやすい道でした。12曲りを過ぎてから富士見平までの登山道がこの日の一番の急登でした。でも12曲りを過ぎてから降り出した雨が段々と強くなってきたのでここで合羽を着ることにしました。景色は雨で黙々と歩きます。妙高山と火打山の分岐につきましたが、雨が止む様子もないので本日のテント泊の予約をしている高谷池山荘に向かいました。分岐からは35分の道です。


笹ヶ峰の登山道入口です。入域料一人500円を払って入山します。木製のキーホルダーを一つもらうことができます。このキーホルダーを見せると割引してくれるお風呂とかもあるそうです。

長く続く木道です。体感ですが9kmある登山道のうち3分の1以上は木道のような気がします。
テント泊から小屋泊に変更。きれいな山小屋と絶景の夕焼けを見ることができました。


三角屋根の珍しい形をしたヒュッテです。新館がまだ新しかったです。トイレがウォシュレットだったのには驚きました。でも発電機が止まる夜中はウォシュレットは動きませんでした。
お昼前に高谷池山荘についたのですが、雨は降り続いてここでテントを張るのは億劫になったので急遽小屋泊に変更してもらいました。この日の予約はすべてキャンセルになったそうです。代わりにテント泊から変更した我々ともう一組の夫婦のみの4人でした。山荘は新館ができておりキレイでした。新館の個室に泊めさせてくれました。食堂の端っこでお湯を沸かしてもよいということだったので其処でお湯を沸かして食事をしました。飲料できる水場がなかったのが残念でした。仕方がないので飲料水(いろはす)を買って料理しました。後で知ったのですがお湯を160cc 100円で分けてもらえるそうでリゾットやカップ麺のお湯は買って沸かすのではなくお湯を100円でもらうほうが、安く済みました。することもないのでボーっとしていると小屋の人が夕焼けがきれいと教えてくれたので外に出ました。雨も止んでおり真っ赤に焼けた火打山が見事でした。

高谷池の向こうの火打山がきれいです。
晴天の高谷池・天狗の庭そして頂上からの景色は最高でした。
高谷池から火打山の頂上までのコースタイムは1時間半です。小屋を出て高谷池の奥に火打山を望む景色は、朝起きて早速最高の景色です。高谷池の周りを歩くコースは木道が整備されています。自然保護のために木道以外は歩かないようにと書いてありました。高谷池を過ぎると今度は天狗の庭です。ここの絶景で天狗の庭を過ぎてすこし登ると高谷池山荘も見えるようになりこれもまた最高のロケーションです。天狗の庭を過ぎてから上りになります。この上りの道もきれいに整備されていて歩きやすかったです。雷鳥平からがずっと上りで頂上からの360度見渡せる景色は絶景でした。消して早いとは言えない自分の足でも1時間半で高谷池から頂上まで歩くことができました。ザックは高谷池山荘にザック置き場があるのでデポさせてもらって貴重品とスマホと水飲みを持って頂上に行きました。

朝の高谷池と高谷池ヒュッテ

天狗の庭と火打山

カミナリ菱


雲海の上の360度の絶景
しばらくするとガスがかかってきたので下山しました。
笹ヶ峰からヒュッテまでのコースタイムは3時間半ほどで出ていましたが、テント装備を背負って休憩時間もいれると5時間半かかりました。ヒュッテから頂上まではコースタイム通り上り一時間半、下り1時間でした。9時に高谷池ヒュッテを出発して下山。2時間半で笹ヶ峰まで戻ってきました。また行ってみたいと思う山でした。