人新世の「資本論」齋藤幸平氏の著書をよんで

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人類の経済活動が自然を破壊する。過剰生産・過剰サービス・過剰消費をなくして「足るを知る」昔の人の言葉に感心させられる。

資本主義経済のもと気候変動に対して先進国が中心となって地球の平均気温を産業革命前の平均気温に対して1.5℃未満に抑え込むよう専門家は求めている。しかしすでに1℃上昇しておりあと0.5℃以内にしようとすると早期に2酸化炭素の排出量を抑え込まなくてはならない。

 同じ地球に住んでる以上環境破壊はその地域の問題だけではとどまらない。

しかし資本主義経済が成長を前提としている以上、2酸化炭素の排出量はへらない。先進国では減るだろう。しかし先進国の人々が豊かな生活をするために、後進国の労働力や資源が搾取されてきた。当然後進国の自然も破壊されてきた。その御蔭で先進国の人々は豊かな暮らしを手に入れてきた。いままでは、環境破壊は後進国だけの環境破壊であったが地球は一つである以上、いずれ先進国にも異常気象、災害となって関係してくる。

自然エネルギーを電気に変えることで2酸化炭素の排出量は減るのか

各国は何年までに電気自動車の率を何%にします。ガソリン車を何年までに0にしますと言っているがそれで本当に胚珠が減るのだろうか?今使われているガソリン車が、電気自動車に置き換わる。そのための生産過程で生じる2酸化炭素の排出のほうがよっぽど多いのではないか?今まで生産されているガソリン車を大事に使い続けるほうが電気自動車に替えるよりもよっぽど自然環境に良いのではないか?

でもそれは資本主義のままでは絶対にかなわない。資本家はどんどん商品を生み出して一般大衆に買わせることによって、資産を増やし続けているからである。

 

 資本主義をやめて脱成長に転換することが、継続的に人類が地球に住み続けるために必要

昔の人は「足るを知る」事が必要と言いました。川の近くに住み人がいくら川の水を使っても、川の水が枯れることがないと思っても、必要以上のを水を無駄使いするものではない。といいました。いままさにそうすることが、地球での人類の生活が持続可能になる。そのためにどうすればいいかということの著者の考えが最後にまとめてある。

 

最後に

ノセタローの考えとして現代社会は過剰生産・過剰サービス・過剰消費になっている。世の中は(日本について)物で溢れている。道路を走っている車を見ても高級車が多い。自分が子供の頃と比べて食べ物に苦労するということは、だいぶ減ってきていると思うし、高級車に乗って家持の人も多い。しかしそういう人はローンを返すために労働を続けることを義務付けられているし、それを良いと思わない若い世代は車さえも持とうとしない人が増えてきていると思う。

資本主義の奴隷になっている世代と、それを拒もうとする世代。資本主義が成長を前提としていてそのことが地球環境を破壊していくことになる。それを止めるためには我々消費者、一般大衆の立場で言えば、欲しいではなく必要なものを買う。過剰に買わそうとする資本家の罠にはまらないことが最低限の抵抗になると思う。それでも資本家はいろんな手を使って、我々に消費させようとしてくると思うが、そうすることとこの本の著者がいう脱成長への社会への変革ができればきっと、人間は継続的に地球に住み続けられると思いました。

 

 

 

 

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