司馬遼太郎原作 「峠」は今の日本の状況を考えさせられる内容の映画でした。

雑記
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6月17日公開 映画「峠 最後のサムライ」を見てきました。

司馬遼太郎原作 「侍」は長岡藩家老の河井継之助を描いた物語です。

明治維新の時代に、薩摩藩長州藩を中心とした軍隊が東北の諸藩を制圧に向かいます。

圧倒的は政府軍に対して奥羽列藩同盟などで対抗しますが、数と武器に優れた新政府軍に

勝てる見込みはありません。話し合いを模索しますがなんとしても武力で制圧したい新政府軍は

聞き入れません。武力で対抗することを決意するのですが、長岡藩の河井継之助は、中立を保とうと

努力します。

しかしながら、中立を受け入れない新政府軍によって最終的に制圧され、河井継之助も殉死してしまいます。

現在の世界情勢の中の日本と長岡藩のとった中立との違い

今の日本も戦争はしないという考えのもと、軍隊は持たないと憲法に書かれています。

世界ではウクライナの戦争が起こる中で、軍事的に中立を保ってきたフィンランドとスエーデンがNATO入りを

申請するなど、中立の立場が揺らいできているようにも思います。

日本でも軍備増強について議論されています。

河井継之助は中立を保つために、藩の意見をまとめるために奔走する一方

ガトリング砲という当時の最新兵器を購入しています。

中立を保つためには一方で抑止力となる武力も必要という考えです。

現在のにほん置かれた立場でも通じるとこところがあると思います。

必ず成功させるという信念が必要

河井継之助の言動でもう一つ印象的だったのが、中立を保つと言っても

新政府軍が受け入れてくれる可能性は低い。かといって武力で戦ったとしても

勝てる見込みは少ない。そういう状況の中で色んな意見が出てきます。

中立という考え方に否定的な意見も河井継之助に集まってきます。

そんなときに河井継之助は「この方法が唯一長岡藩を救う方法だ。これを信じる一念のみが

中立を成立させるんだ」といいます。

抵抗したとして武力で制圧されていしまう。降伏して恭順したとしても

会津藩やその他の各藩を攻める際の尖兵とされていしまう。そんな状況の中で中立のみが

長岡藩を救う道と信じて、最後まで貫くことが必要だと説きます。

まとめ

そんな長岡藩も新政府軍に攻められ、一時長岡城を取られてしまいますが、長岡城を取り戻しています。

その後再度長岡城を取られて制圧されてしまい継之助も殉死してしまいますが

長岡城を取り戻し長岡藩士の意地を見せています。

いつ日本が世界情勢の中で当時の長岡藩のような状況になるかもわかりません。

そんなときに必要なのは、河井継之助のような、たとえ成功の可能性が低くても

それが藩(日本)を救う方法なんだという信念が必要なんだと思う

そんな映画でした。

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