3年前の今年の目標

生活
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やまとけいこさんの「黒部源流山小屋暮らし」を読みました。

長野県に仕事で越してきて4年になりますが、それまでは山登りなどなんでそんなしんどいことをわざわざするんやと思っていました。それが仕事で山梨に行くことが多く、都度富士山を見ていて、登ってみたいと思いました。

正月に今年は、富士山に登ろう・スキーをもう一度始めよう・ヒラマサを釣ろうと4つの目標を掲げました。スキーは若い頃やっていてもう一度道具を買ってやりさえすれば、目標達成というものですぐにやりました。早速スポーツ店に買い物に行き、一式購入スキー板ブーツで約10万円 そしてモンベルでウエァー、小物を購入 総額約15万でスキー場に、行けるようになりました。ちなみに車は、社用車のセダンでキャリアもつけられず車内に板を積んでのスキー場行きとなります。30年前と違い白馬のスキー場は土日でもすいています。昔が嘘のようですが、逆に20年以上ぶりにすべる自分にとってはよっかたです。フアミリーゲレンデで恐る恐るすべりましたがなんとかすべれると思うことができました。昔とったキネヅカとはよく行ったもんです。ひとつめの目標達成です。今では若い頃よりうまくなってるんじゃないかと錯覚するほどシーズン中は毎日通っています。朝6時ころ起きて準備して、7時に塩尻の家を出れば、途中朝ごはんを、マックや松屋で食べていっても9時にはゲレンデに立っていられます。30年前とは大違いです。

スキーはやりさえすれば目標達成ですが、ヒラマサ釣りは運が必要になります。ブリまでしか釣ったことにない自分には、遊漁船探しから始め石川県能登半島の遊漁船にお世話になり、コマサですが2回めの乗船で釣り上げることができました。

一番難関なのが富士山登山でこの年の1月から、スポーツジムに通いました。最初はランニングマシーン時速4kmのスピードで40分歩くのがやっとでした。そして初めて登山に挑戦したのが、霧訪山です。日本百低山にも選ばれる塩尻市の山ですが本当にこの山に最初に登っておいてよかったです。2時間ほどで登頂できましたが、自分の体力の無さを思い知らされ、少し歩けばハァハァとなり休む始末で山歩きをなめてたことがわかりました。次に登ったのが、会社の人も登ったことがあるという燕岳です。これもなんとか日帰りで登ることができました。ここまでは、ぼくの山登りを始めたいという希望を聞いて色々教えてくれた、会社の同僚の田中さんに感謝です。そして、9月のスバルラインが解禁になった土曜日に、仕事が終わってから吉田口まで来るまで移動し、翌日朝4時から登り始め12時ころには山頂につくことができました。3つ目の目標達成です。

富士山登山が初めてで日帰りにしたのは、山小屋に泊まることが抵抗があったからです。一つの布団に二人三人で寝るような状況は、とても耐えられないと思い日帰りでの登山しか思いつきませんでした。しかしその後もいくつかの山を登るうちに、山小屋泊にも興味がでてきて、白馬山荘はじめいくつかの山荘に泊まるようになりました。

前置きが長くなりましたが、そんなときにこの本が目に止まり、アマゾンでポチッと押して、昨日自宅に到着し2日で読んでしまいました。

山小屋のスタッフはお風呂や、山小屋でのスタッフ部屋等どうなっているのか、興味深くまた面白く一気読みしてしまいました。クマが冬の間に山小屋に侵入して、梅干しを食べたら全然美味しくなかったのか荒らしただけでろくに食べず、それからクマの侵入はなかった話など面白かったです。現状の社会生活から逃避願望のある自分としては、夏は山小屋、冬はスキー場での仕事で白馬村に移住したいなんて思っていて、現実を少しでも知る本でした。山小屋も忙しいだけでなく自然とのふれあいや常連客さんとのエピソードも面白かったで。今の現実から思い切って飛び出せる時が来たら、山小屋の門を叩いてみたいと思います。

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